豆腐小僧の随筆

気ままに書くよ

感想文:酒寄さんのぼる塾生活 著:酒寄希望(ぼる塾) 出版:ヨシモトブックス(発行) 株式会社ワニブックス(発売)

私はぼる塾の田辺さんが好きです。

独特な話し方に大きく変化するわけではない表情、丸まるとした体格。

観てるとなんだか癒されるのです。

 

田辺さんのことを知るうちに、ぼる塾は4人だということを知りました。

というか、私は田辺さん以外にぼる塾のメンバーをよく知りませんでした。

田辺さんを知るうちに、ぼる塾のことも知るようになりました。

そんな中、私はテレビには出ないけれどもメンバー全員が愛してやまない「酒寄さん」という人物がとても気になるようになりました。

 

酒寄さんの文体に似た感想文になった(笑)

この本の前作は読めてないけれど、酒寄さんのnoteやリレーエッセイ?はけっこうな頻度で読んでる。

酒寄さんは、日常を切り取るのがうまい!そして、嫌みなくメンバーの面白いところを淡々と書いていて、読んでて声出して笑った。

田辺さんって本当に優しいな。その優しさを丁寧に書き出せるのは酒寄さんも優しくて、そして、田辺さんのことをとても好きだからだと思う。

大きな悩みとか辛さを相談できるだけでなく、日常の些細な不安とか感じた事とか楽しかったこととかを言いあえる相手のいる田辺さんと酒寄さんは、ちびまる子ちゃんのまるちゃんとたまちゃんみたいでうらやましい。

酒寄さんは、何度も人との会話を練習してやっとコミュニケーションをとれるほうだったらしいけど、そんな酒寄さんが田辺さんに話しかけて今がある、っていうのが、本当にすごく素敵。やー、こりゃ運命の出会いだよ。

あんりちゃんもはるちゃんも、酒寄さんをすごく尊敬しているのが分かる。

酒寄さんは、素敵な仲間がいて、自分を受け入れてくれるパートナーと自分をめちゃくちゃ愛してくれる子どもがいて、すごく恵まれているな。

 

酒寄さんにとっては生活の一部になっているぼる塾生活は、私にとってはフィクションの物語だと感じるくらいに愛に溢れているように思う。

自分はぼる塾にいらない存在、とか絶対に思わないでほしい。私は、酒寄さんのファンだから、「ぼる塾にいらない存在」なんて、酒寄さん自身の言葉であっても、私の大好きな酒寄さんの悪口言わないでほしいと思っちゃう。悲しすぎるから。

読み進めると、酒寄さんがどんどん自分を肯定したり素直に相手の好意を受け取れているような気がして、これは酒寄さんの成長生活でもあるのかなって思いました。(何様やな、すみません)

 

私は酒寄さんに似ている部分があった。

自分を被害者に勝手にする。でもそれって、自分を大切にしてくれてる相手を加害者にしてしまってるんだなって最近になってようやく気が付いた。

私がめそめそ泣いてた時に、慰めてくれようとしてくれた人を加害者にするなんて、本当にひどいことしてた。めそめそ泣ける時って、誰かが戦ってくれてたり慰めてくれようとしてくれてるんだよな。

私は経験上、自分の身を守らないといけなくて誰もまじで助けてくれない時、めそめそすらできないから無理やり戦ってた(笑)

 

私の生活には、田辺さんもあんりちゃんもはるちゃんもいないけど、お花見や旅行したり、英語を教えてくれたり、誕生日を祝ってくれたり、ご飯やカフェに行ったり、会社に行けなくなったときに話を聞いてくれたり、私が背負っている重荷の話をきいてくれたり、そんな大切な人たちがたくさんいるのです。

そんな人たちのおかげで、私はこの瞬間を生きててよかったと思えます。自分が好きだと思えるようになりました。

今の私の生活は、あの時に思い描いていたフィクションのように穏やかだ。

自分すら大嫌いな自分であったときにも、利益関係なしで仲良くしてくれたり助けてくれる人がいて、今もなお自分の人生を分けてくれて関わってくれていることを忘れずにいたいな。

まだまだ自分の機嫌を相手に押し付けたりするところがあるから、精進しなくては。

 

私は田辺さんのファンでもあるので、田辺さんについても書きたい

田辺さんすごいよね。めっちゃ田辺さん出てくる率高くて、酒寄さんの田辺さん愛が伝わってきた。お互い大切な存在なんやろな。

田辺さん、コンビ時代からずっと優しい人じゃん。慰めの言葉がぜんぜん押し付けがましくなくて、事実から「それができてるんだから駄目じゃないよ」って言ってくれてて、慰めのプロかよ。見習いたい。

でも、酒寄さんのランチを勝手に決めてたな。押しつけのつり合いとれてるな。すごい。

「田辺の和室」も「食べるわよ!」も大好き。癒されるわー。

 

田辺さんに会って「大好きです!」って伝えて一緒に写真撮りたい。酒寄さんとも。